以前も書いたけど、趣味としてゴミ拾いをやっている。
そのような趣味を持っているのだから「なるべく無駄なゴミを出さない生活をこころがけよう」となるのは当然である。自分はなるべくコンビニなどでレジ袋をもらわないようにしている。
これも誤解しないでいただきたいのだが、別にレジ袋をもらう行為を否定する訳ではない。レジ袋は便利であるからだ。手ぶらで店に行ってたくさんの買い物をしてそれらをレジ袋につめて家に帰れる。最高に便利ではないか。
これらを「環境問題」という観点だけで否定してしまうのを、個人的には不毛だと思っている。なぜならこの話には際限がないからだ。
レジ袋が無駄なゴミであるならば、同様の論法で「コンビニ弁当のプラ容器は無駄なゴミだ」ということも言い得てしまう。レストランに行ったり自炊で食事をしていれば出なかったゴミである。コンビニ弁当をふだん食べてるその口で、レジ袋をつかう人のことを批判するのはブーメランに他ならない。
もし「私は自炊でしか食事をしません」という方がいたとしても、流通にのってる食材は発泡トレーをはじめさまざまな梱包材というゴミを副次的に生み出してしまうのであり、とどのつまり、コンビニでレジ袋を消耗している人たちのことを批判しうるのは完全自給自足で生活している人だけである。ほら、不毛でしょう?
つまり俺は、他人などどうでもよく、そんないさかいから遠く離れた場所で、ただただ自分が好き好んで、あえてレジ袋を使わない「プレイ」を楽しんでいるだけなのである。
言っておくが、エコバッグなど使わない。傘を持ち歩くのも億劫に感じるこの俺が、エコバッグなど持ち歩けるはずがない。
つまり、片手だ。片手でいく。限度まで。
一例をあげよう。うどんにサラダにペットボトル。筆者の標準的な昼食である。
この程度ならレジ袋を使わず片手で会社まで持って帰ることは可能である。
サンドイッチ、サラダ、缶の組み合わせはどうだろうか?
これも可能である。しかし缶だとつかみどころが難しく若干の不安定さは否めない。
蕎麦、サラダ、2Lペットボトルの組み合わせはどうだろうか。
小指と薬指で2Lペットボトルのキャップ部分を挟み込み握力でなんとかする、というやや強引なプレイをしているが、基本的には可能である。
冷やし中華、千切りキャベツ、2L紙パックという編成ならどうだろうか。
これは逆に全てを紙パックに乗せてしまうのが安定感ある合理的プレイだと言えると思う。
おにぎり2個に惣菜パック、ペットボトルという組み合わせだとどうだろうか。
基本的にどのようなバリエーションの昼飯を選ぼうと、一食程度ならコンビニでレジ袋が不要であることはお分かりいただけると思う。
という訳で俺は完全にコンビニのレジ袋不要の生活を送っている。あくまで好きで不自由を楽しんでいる、完全に趣味の世界である、というのがお分かりいただけたかと思う。
しかしそこには厄介な問題をはらんでいる。つまり、レジ袋不要と告げると店員さん(特に年配の方)に心配されるのだ。「え…本当にいいんですか…?」と。
この念押しも毎度毎度だとけっこうな負担になる。たかだか数百円の買い物で「お客様、本当によろしいですね?」と毎回店員に念押しされるような人でないと俺の心理的負担はわかってもらえないと思う。や、店員さんの気持ちも分かるのだ。エコバック持参ならともかく、ノーエコバッグで片手プレイする人なんて日本ではあまり見かけないのだから。
ということで毎回レジで念押しうけるのがつらくなってきたので、片手プレイをコンビニ店員さんにすこしでも理解してもらおうと今日はブログ記事を書いた次第である。このような趣味の世界もあるよ、ということをまず知ってもらいたい。
とはいえ、店員さんもこんな客が目の前にあらわれたらどうリアクションを返していいか分からないかもしれない。そんな時は「お客さん、握力つよいっすねw」と返して頂ければ幸いです。
ちなみにスーパーでも片手プレイは可能であるが、量による。こちらは階級でいうと無差別級なので、初心者にはお勧めしない。