ベランダ園芸生活2年目日記

NHK趣味の園芸で見かけた「ストロベリーポットでハーブを(無理矢理)育てる」というプレイにものすごく感銘を受けてさっそく丸パクリしましたのでご報告いたします。

これはどういうプレイかというのを簡単にご説明申し上げます。

まずストロベリーポットについてですが、これはストロベリー栽培用の素焼きポットであり、中央で親株を育て、脇のポケットで子苗を育てるという代物です。このストロベリー栽培専用のポットを別の用途で使用するというのがひとつ目のポイントです。千利休が魚籠を花入れとして使用したプレイを彷彿とさせてポイント高いと思います。

つぎに、このプレイのシステムについてですが、このプレイで水遣りをするのは原則として中央にだけ行います。ポケットには水を与えません。このポット、内部はつながっておりますので、中央に水をたっぷり与えればポケットにも若干の水分がまわります。このシステムを利用しハーブを配置します。つまり、中央にはアジア原産で生育に多量の水を必要とするハーブ(バジルなど)を植え、脇のポケットには地中海沿岸原産で乾燥を好むハーブ、言い換えると水を多量にあげてはいけないハーブ(ローズマリーなど)を育てます。この配置の絶妙なバランスがポイント高いと思います。

ストロベリーポットの形もけっこう種類あるのですが、僕はサイドのポケットが2段*3カ所のものを使ってます。つまり、僕の場合だと1-3-3のフォーメーションとなるわけです。このフォーメーションにどのハーブを配置していくかを考えるのは非常に楽しく、采配のふるいがいがあると思います。上段1には僕はバジルを配置しましたが、青じそなどを植えてもいいかもしれません。中段の3と下段の3のフォーメーションを写真の例でご説明申し上げますが、僕の場合は中段の前線(左側、陽の射す方)には攻撃的MFとしてのイタリアンパセリ、右サイドバックレモンバーム、左サイドバックにスィートマジョラムを配置しております。これは陽当たりの悪い下段を2トップ-センターバックの体制にするために必然的に導き出されるフォーメーションなので割と妥当性があるかなと思ってます。もちろんこんなものに正解なんてある訳無いので、同好の士とオレ流采配論を戦わせてみても楽しいかもしれません。

まあ理にかなったシステムをとっているとはいえ、やはり生育条件がおのおので異なるハーブをひとつのポットで育てるというのはちょっと難易度が高いかなと思います。その難しさこそがこのプレイの三つ目のポイントの高さだと思ってます。いわゆる、ゲームなどでよく見られる「やりこみ」プレイみたいなものだと思います。わざわざ自分で縛りつけて、制限されたプレイでクリアするからこそ、達成感ある…。収穫だけに興味があって栽培に楽しみが見いだせない、「ハーブなんてただの雑草だし水さえ与えとけば勝手に育つでしょwww」という方にはぜひストロベリーポットでハーブを(無理矢理)育てるという制限プレイをお薦めします。楽しいです。

栽培ノートつけてます。これもわりと楽しい。