いやーこれすごく良い記事で、とにかく餃子食べたい、餃子会やりたい…となるのでやばいです。俺も虎視眈々と餃子会の開催を狙っていて、ようやく実現の運びとなりました。
しかしこの記事では事前準備をわりとサラっと書いてますけど、実際にやってみると意外と大変だと思いました。
まず、予算管理です。我々の餃子会では7人集まりました。一人1500円で予算は10500円です。この時点でウニへの確かな手ごたえがありました。記事だと100gちょいで3300円となっております。一番値段が高い食材を買ってから予算の分配をどうしようか考えることにしました。
朝の築地にやってきました。
ウニです。大きさによって値段がちがうのだと推測されます。でも餃子にするのだから小さい安いやつでいいのです。2000円のを指さし「これ、何グラムありますか?」と尋ねたら「それはだいたい170~180gなんだよ。1800円でいいよ」こっちが何も言ってないのに一声で値下げしてくれました。グラム数聞くと玄人っぽく見えるのでしょうか。
小柱一皿350円。おいしそう。エビいかすみ餃子、エビの代わりにこれを使ったらどうか…と思い購入。となりの小肌の開きもうまそうですが際限なくなるので断念しました。築地は恐ろしい所です。
三陸の殻付き岩ガキが1個150円で売られてたので買いました。これは餃子関係なく生で食べたいと思います。店で食べるのより自宅で食べた方が断然安上がりになる食材の一つなので俺は築地いくたびにカキを買ってます。殻を開けるのに慣れてないと剥くだけでも大変ですが…
ここまでの支出は
ウニ 1944円
小柱 378円
岩ガキ14個 2268円
合計4590円、残りは約6000円です。
基本の餃子のタネとなるひき肉、これはどれぐらい用意すればいいのだろうか。1人前のハンバーグがだいたい150gなので、7人だとざっくり1kgぐらいの肉が必要だな、と考えました。
でハナマサに行き700g超の合い挽き肉(100g88円)と500g超の豚バラ肉(100g108円)を買いました。他にも必要な食材を買っていたら予算6000円を越えちゃいました。しかし買った食材を全部使うわけではなく、この食材は1/2しか使わないから金額も半分で計上だ、調味料なんて1/10も使わないから金額も1/10にして…と再計算した結果、なんとか予算内に納まりました。チャレンジ一発で予算達成です。
1.2kg分の餃子のタネです。豚バラ500gをフードプロセッサーにかけ、700gのひき肉とあわせてこねました。
燻製カキ餃子とイノシシたけのこ餃子以外のぶち猫さんレシピは全部再現するつもりでいましたが、手羽先の骨抜き作業がめっちゃ大変で2本抜いただけでかなりの労力で、この時点で餃子会開始時間は過ぎていたので、こりゃ無理だと諦め、手羽先のみで普通にオーブンで焼くことにしました…。ホームパーティーの極意は「段どり」、マジでその通りです…パーティピープルへの道はまだ遠い…
キャンプ用にとかったスノーピークの折り畳み机で作業スペースを確保しました。スノーピークのキャンプ用品は堅牢で、家で普段使いするにも優れていると思います。ちなみに粉から餃子の皮をつくる器具がないので皮は買いました。
順番に焼いて行きます。
美味い!!!!
こちらサモサ餃子です。そもそも論としてサモサというものを食べたことが無く、しかもレンズ豆がなかったのでジャガイモ2倍で代用、カレー粉も無かったのでガラムマサラとターメリックで代用しました。代用ばかりでもはやサモサの原形をとどめておりませんが、美味しかったです…俺の中でのサモサとはこの味だ!
ライフで買ったラム肉100gをフードプロセッサーにかけクレソンとトマトをあわせました。
ラム肉クレソントマト餃子は水餃子にします。これも美味かった…!
ぶち猫さんの記事にはない餃子も作りました。好評だったのはチーズにヤングコーンを入れた餃子です。
-餃子のタネ 100g
-とろけるチーズ 70gぐらい
-ヤングコーン 4本
ヤングコーンは薄くスライスしてタネ、チーズと一緒に混ぜるだけです。
あとは定番ですがシソ餃子は美味しかったです。餃子のタネにシソのみじん切りをたっぷり入れるだけです。
餃子のタレですが、酢にケッパーを入れただけのシンプルなタレも試してみました。さっぱりして美味しかったですのであわせて記しておきます。そもそもギョーザは酢だけでいい、という硬派な勢もいますので酢だけでもいいのかもしれませんが、ケッパーがあると圧倒的にシャレオツ度があがります。インスタ映えしてキラキラしますので、対インスタ決戦兵器としてケッパー酢ダレがおすすめです。そこまで言っておきながらケッパー酢の写真がないのですが、なぜ写真がないのかといいますと、酔っぱらっていたからです。
椎名誠の本に載っていた、アイラ島民のカキの食べ方。生ガキにアイラモルトをぶっかけて食べるそうです。椎名誠いわく、食べたらあまりの美味さに繁殖期のトドのような声がでる、とのこと。確かに美味かった!!!オウッオウッオウッオウッwwwwwwww! オウッオウッオウッwwwwwwwパンパンパァアアアン!w(ヒレを叩く音) オウオウオウオウッ!!パンパンパン!オウオウ!!パンパァアアアン!…失礼、取り乱しました。
そういえばカティサークのデザイン、最近変わったんですね。ラベルをまじまじと見るとこんな言葉が書いてありました。
You can't discover a new ocean until you have the courage to leave the shore.
岸を離れる勇気がないと、新しい海は見つけられない。含蓄深い言葉だ…
エビの代わりに小柱を使った餃子ですが、こちら正直微妙でした。小柱が意外にも主張しすぎて餃子のタネとうまく合わない。イカスミをもっとかければよかったのか、そもそも貝とは合わないから素直にエビを使っておけばよかったのか…
しかし失敗も立派な経験なので、カティサークの精神で餃子界のニューオーシャンを求めて頑張ろうと思いました。
ちなみに12時から始めた会がお開きになったのは20時だったのですが、酒の飲み過ぎで16時過ぎに寝落ちしてしまい、メインディッシュとして残してあったウニは食べれませんでした。あんだけ苦労して買ったウニが!!朝の6時過ぎに家をでてチャリで小一時間かけて築地に行ったんですけど!!??って、そもそも会を主催したホストが酒で潰れて寝落ちってどういうことだって話ですよね。家飲みウィスキー党の至高の飲み方、それは酒飲んで寝落ちです。聞いてませんか。そうですか。酒を控える勇気がないと、メインディッシュは食べれない…
以上です。