サンタさん設定練り込み不足問題について

やっぱり子どもにはサンタさんがいると教えて育てた方がいいのだろうか。

 

俺自身は「サンタさんなどいない、クリスマスは子どもの欲しいものを親が買ってあげる日だ」と親から聞いて育ったものだから、この辺の感覚がよく分からないまま自分自身が親になってしまった。

 

とはいえ俺も一応は一般社会というものを理解はしているつもりなので、ほとんどのご家庭でサンタさんがいる前提でコトを進めている以上、うちの娘だけはサンタさんなどいないなどと言い出すようだと皆さんにご迷惑をおかけしかねないという危惧があるので一応はサンタさんはいる体で娘と接しているのだけど、なんというか、娘に数年がかりの盛大なドッキリを仕掛けているみたいでとても罪悪感があるのである。

 

いや、別にいいのだ。神仏がこの世に存在する、というのと同じレベルでサンタさんが存在する、と言うのであればそれは個々人の信仰の問題であるので他人がとやかくいうことではない。神仏は存在する。その通りだと思う。

 

しかしことサンタさんに至ってはとてもデリケートな問題をはらんでおり、面倒くさいな、と俺が思うのは、ネタバレに対して明らかに過剰な反応、というか非難をこちらが受ける、ということである。神仏について無神論者がいても世間は寛容だが、無サンタ論者が「まだサンタさんなんて信じてんの?」などとうっかり口を滑らそうものならこいつは人間じゃない、ひどすぎる、などと怒涛の激詰めをくらう羽目になる。

 

俺に言わせれば無サンタ論者がこのような過剰な迫害を受けるのはそもそもサンタ信者の論陣が非常に手薄だからに他ならず、吹けば飛ぶようなか細い信仰であるからちょっとでもサンタの存在に疑義を唱える発言をすると過剰防衛に走るのではないだろうか。

 

そう、俺は自称サンタ信者たちの努力不足がとても不満なのだ。サンタが本当に不動の信仰たり得るなら入念な研究やディスカッションを経てすべての疑義を喝破できるぐらい隙のないサンタについての公式設定を定めるべきではないだろうか。

 

例えば、娘に「世界にたくさんの子どもがいるのに、サンタさんプレゼントをどうやって毎年一晩で配っているんだろう?」と聞かれたとする。こういう時、どう答えればいいのか。

 

「サンタさんは神なのであらゆることが可能説」「サンタは複数いる説」「サンタは忙しすぎるので各家庭の親がサンタの指令を受けて代行してる説」パッと思いつくものを列挙したが、どう答えたって俺の説明と娘の友達が親から聞いた説明とは食い違いが生じ、そこから疑念が生じるのである。どちらかが嘘をついていると。

 

こういう事故を回避するためには当然きちんとした公式設定、無サンタ論者が反論の余地などないほどの一部の隙も無いサンタ設定を用意し各家庭で判を押したような回答をすべきではないか。それを、なんですか、現状はサンタの設定について、各家庭の親のアドリブにまかせっぱなしじゃないですか?こんな穴だらけの設定で今日びの子どもたちを騙す…もとい、信じさせることはできるのか、と言いたい。言いたいけど言わない。大人だから(でもブログには書く)。

 

 ちなみにうちの娘のところにはサンタさんは子ども用の鍋セットを持ってきてくれたらしい。

 

f:id:bad:20171225154554j:plain

f:id:bad:20171225154608j:plain

f:id:bad:20171225154618j:plain

 

かわいいですね。

 

KIDAMI キッズ用調理器具セット おままごとおもちゃ ステンレス製 13点セット 食器セット 料理人ままごと 料理おもちゃ クッキングセット キッチンセット