運動会のための決戦兵器、EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM

写真といえば風景やスナップ写真しか撮ってこなかったので、望遠レンズなんて今まで全く興味がなかったのだけれど、このたび娘が幼稚園の運動会に参加するとなってからは、がぜん望遠レンズが欲しくなってきた。

 

ちなみに所有レンズは以下の通りである。

- EF 28mm F1.8

- EF 40mm F2.8

- EF 50mm F1.2 L

- EF 100mm F2.8 macro

- EF 24-70mm F4 L

 

今までなんの過不足もないと思っていた俺のシステムではあるが、娘の運動会を撮るとなれば話は別で、70-300mm域のレンズが手薄であることは明白である。足りない。望遠が足りてない。この装備では運動会という名の戦場を生き抜けない。俺は自分が生き残るための手段としての望遠レンズを買うことにした。

 

cweb.canon.jp

 

キャノンの誇るDOレンズだ。もはやディスコンなので新品は今ある店頭の在庫でお終いである。新品だと定価17万、店頭価格15万。おいおい、こんなレンズ、運動会だけのために買えるかよ…。ところがどっこい、中古相場では4~6万。つまり不人気レンズなのである。DOレンズの後継機の噂など2017年10月現在まるで聞かないので、このままラインナップからひっそりと消えていくことは想像に難くない…。

 

不人気の理由はその”クセのある描写”である。価格コムの口コミ掲示板を穴が空くほど読んだ話をまとめると、だいたい皆「逆光に弱い」「描写が甘い」と言っているので、そういうレンズなんだと理解していただきたい。

 

しかしこのレンズで人物を撮るなら話は別だ。俺はこのDOレンズの欠点は人物撮影だと利点になると考えている。甘い描写は女性を撮るのにうってつけだし、逆光は勝利だからである。

 

そして、なによりDOレンズ最大の利点である「携帯性」、これが運動会で威力を発揮するのである…!!

 

早い話、運動会で太い望遠レンズなんか振り回してたら「あの子のお父さん、カメオタなの?」「鉄じゃない?」みたいな陰口を叩かれることは自明である。しかし、キャノンが世界にほこるDOレンズはちょうコンパクトなので標準ズームとほぼ同じ大きさなんである。

 

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右が24-70mm F4L、中央が 70-300mm DOである。むしろ標準ズームよりもちょっと細くない?ぐらいのさりげなさではないか。これならちょっと遠目にはEOS kissにキットレンズをつけてるように見えなくもない。

 

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フードをつけテレ端に伸ばすとさすがにちょっと長いが、あくまで誤差の範囲である。

 

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フードをたたみ、DOレンズを装着してみる。KISSで十分通じる。

 

たまに運動会でガチ勢(キャノンの白レンズをつけた人たち)が来てますけど、けっこうみんな遠慮して後ろの方で脚立たてて撮ったりしてますよね?あれ意味なくね?って思う訳です。や、さすがにそんなガチ装備で最前列に陣取るのは一般の参加者に申し訳ないと思っているのでしょう。

 

甘い。

 

俺ならキットズームKISS勢のていで最前列に切り込んでいく…!標準ズームならば最前列に切り込みもやむなし…と思わせておいてからの、まさかの望遠ガチ装備…!兵力や装備で劣れど地の利を得れば勝利を得られることは歴史が証明している。これぞキャノンの技術の結晶、DO(回折光学素子)レンズの真骨頂なのである。この技術を使ってるレンズ、これとEF400mm F4DOの世界で2本だけだから。

 

いやもうDOレンズが不人気で絶滅危惧種になってるので、我々はDOレンズを愛する必要がある。クルマで言ったらロータリーエンジンみたいなもんではないか。これを愛さずしてなにがオタか。いや、自分は一介のKISSキットズームおじさんですけど…

 

 

 

さっそく公園で試写ってみた。

 

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ワイド端70mm(F8) JPEG撮影*1

 

みんなが言うほど甘くなくね?むしろかっちりしてる印象

 

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上の写真を切り抜いて拡大。すげーきれい。

 

 

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テレ端300mm(F8) JPEG撮影

 

 

あーなんとなく甘いっていってるの分かるかも。でもこれは人物撮影なら好ましい印象。ボケ方はちょっと独特。

 

 

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上の写真を切り抜いて拡大。十分すぎる描写。

 

 

ちなみに娘は来年が幼稚園ではあるが、近所の幼稚園では入園前の子どもでも参加できる運動会をやっている。もちろんこれは幼稚園の雰囲気を知るために参加する運動会である。が、しかし、俺にとっては、俺にとっては、娘の初めての参加する運動会なのである。撮影で失敗は許されない。偵察任務とはいえ火力は必須なのである…。

 

望遠レンズを買ったので、入れ替わりにEF100mm F2.8マクロは売却することとした。焦点域がカバーされた上にマクロ機能は24-70mm F4Lにもある、というか俺はそもそもマクロ機能をほとんど使わなかったから当然の判断である。

 

装備を一新して臨む、娘の初めての運動会。こちらの思惑通り最前列に切り込めるのか。はたまた、よもやの伏兵ミラーレス一眼勢との争いになるのか。決戦前夜、勝負は予断を許さない。

 

つづく。

*1:名札に娘の本名が写ってたのでフォトショで消しました、念のため。あとweb用にリサイズしてます

熱海旅行記

 

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 つづき。

 

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滞在するのは親戚から借りた熱海のリゾートマンションだ。かなり古い建物ではあるが、見晴らしが良いのとキッチンがあるのが良い。もちろん温泉もある。

 

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朝ごはんは熱海で売ってる干物とコンビニで買ったサトウのごはん、コンビニで買ったマルコメ料亭の味(即席用の味噌)に熱海の岩のりをドバドバどぶちこんだ味噌汁で済ますことが多かった。たいした料理はしてないが、こうやって地の食材をキッチンで調理してるだけで楽しい。

 

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フェリーで初島へ。

 

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かさごのから揚げがとんでもなく美味しかった。ひれまでパリパリして美味しい。ビールが進むこと!

 

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レンタカーを借りて伊豆高原の大室山に行った。

 

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見晴らしが最高だった。

 

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伊豆シャボテン公園にも行った。大室山の目の前だ。

 

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鳥や動物が本当に近くで見れるのがよい。サボテンも見ごたえあった。

 

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だんだん積みあがっていく静岡のビール…。晩酌も楽しかった。

 

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最後の夜は熱海の花火を見た。すごくぜいたくで良かった。

 

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ずっと花火を楽しみにしていた娘は、寝落ちして花火を見ることができなかった…。

 

おしまい。

 

 

ねんがんのスーパービュー踊り子で3歳の娘と熱海に行った話

育児で疲れた奥さん、二言目には「温泉行きたい…」ってずっと言ってたものの、オムツが取れない娘が温泉に入れる訳もなく、ずっと温泉に行きたいのを我慢してた。そして今年の8月ぐらいに娘のオムツが取れ、よし、念願の温泉に家族3人で行こうじゃないか、と9月の三連休で熱海に泊まることにした。前後の平日も休みにしたので都合4泊5日だ。

 

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娘の成長のおかげで家族3人で新しいことができる、というのは最高に嬉しいことだ。もちろん俺一人なら温泉なんて何度も行ったことあるが、今回は違うのだ。”娘と3人で”初めて行く温泉である。

 

これは去年の夏にも書いたが、娘と初めて乗った飛行機で行った札幌旅行は本当に格別だった。

 

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なので、今回も本当に楽しみなのである…。

 

せっかくなので、熱海まではスーパービュー踊り子号で行くことにした。学生時代、横浜駅でたびたび目にしたスーパービュー踊り子号。全室パノラマビューで本当に眺望が良さそう、なにより車体のデザインがカッコよく、いつか乗ってみたいな…と思いながら、20年近く経ってしまった。ここで乗らなきゃいつ乗るんだ、という話である。

 

しかし東京から熱海だとすぐ着いてしまうし、本当に車窓からの眺望を楽しめるのは熱海から先なので、東京から伊豆熱川までの切符を買った。伊豆熱川にはバナナワニ園がある。駅から歩いてすぐの場所にあるので、電車の旅で行くのにうってつけである。

 

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 知らない方のために書いておくと、下田行の特急には踊り子号とスーパービュー踊り子号がある。俺が乗りたいのはスーパービューの方なのだけど、スーパービューはほぼ新宿発で次の駅が横浜であり、東京発にのるには11:00発まで待たねばならない。東京駅で弁当や総菜、ビールを買い込み、いざねんがんのスーパービュー踊り子の車内へ…!

 

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スー!パー!ビュー!

 

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我々が取ったのは最後尾10両目。先頭車両と最後尾車両は2階建て車両。運転席からの眺めも楽しめる。熱海方向の1号車はグリーン車、東京方向の10号車は普通席である。座席は2階にあり、1号車の1階はラウンジ、10号車の1階はキッズスペースになっている。

 

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ちゃんとラゲッジスペースがあるのが旅仕様。

 

 

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 そうこうしてるうちに発車。東京駅で買ったビールとシュウマイ。娘はおにぎりをつまみながら「あっ、みずいろでんしゃだよぉー!(京浜東北線のこと)」などと並走する電車をみては盛り上がっている。

 

 

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…しかしそんなのは30分で飽きたようなので1階のキッズスペースへ。

 

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やはり子どもが2時間座りっぱなしというのは退屈なんだな…。娘はパノラマビューよりもこの子ども部屋が気に入ってるようだった。いずれにせよスーパービュー踊り子に乗って良かった。

 

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ちなみに5号車には売店がある。

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他にも生ビール、アイス、もう何でもある。


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伊東から先は伊豆急の線路をスーパービュー踊り子が走ることになる。海沿いの景色とトンネルが交互する、見晴らしも良くて本当に最高の景色なんだけど、

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あんま興味がないのか寝てしまった。

 

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バナナワニ園伊豆熱川駅と目と鼻の先。歩いて2分くらい。

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どれも普段は見れない熱帯の植物ばかりで楽しかったし、バナナ園で獲れたバナナは美味しかった。

 

 

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帰りは伊豆急で伊豆熱川から熱海まで戻るのだけど、これが望外に良かった。

 

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間違えて特急に乗ってしまったのかと勘違いしてしまうが、これ全部が普通席。伊豆急、太っ腹すぎてびっくりした。海への眺望が最高である。後で調べたがリゾート21という展望列車らしい。偶然乗れてよかった…

 

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熱海についた。宿に荷物を置き、夜の熱海で夕食。

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特に調べず、ふらっと入った店だったが、アジ刺しとブリカマの煮つけとがめっちゃ美味かった。サッポロが静岡限定で出してる静岡麦酒の生ビールも美味しい。良い夜だった。

 

続く。

 

 

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iPhone8 Plus ポートレートモードの被写界深度エフェクトは俺にとっての文明開化だった

5年ぶりにiPhoneを機種変更しました。5から8Plusです。ここまで機種変を我慢すると、新しいiPhoneの進化っぷりにいちいち感動してしまいます。ワンモアシング?ワンモアどころか数え切れんわ!!ってなる。

 

まあちょっといじった時点での感想ですけど、もーとにかくカメラが格段に良くなってますね。素晴らしい。消音になってるのにも感動したけど*1ポートレートモードの被写界深度エフェクトが素晴らしくて。まるで一眼で撮っているみたい。8+を買った翌日に娘と二人でみなとみらいに遊びに行ったので、その時の8+で撮った写真を無編集でお送りします。

 

 

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東京駅の東海道線のホームで、電車が好きでテンションMAXな娘。この写真がスマホで撮れる、っていうのに感動する。背景のボケがすばらしい。一眼で短焦点レンズを初めて買った人は誰もが開放のボケっぷりに感動し開放でしか撮らなくなってしまうという、いわゆる”開放厨”状態になりますが、俺も8+を初めて使った時、開放すごーい!たーのしー!ってなりました。ヤバい。

 

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電車の中で崎陽軒の弁当とシウマイを食べました。ここまで狭いと被写界深度エフェクト効かないみたいですね。

 

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桜木町で降りて赤レンガ倉庫まで歩いていきます。この時にポートレートモードでスナップを撮ろうと思ったんですけど、

 

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最近の娘はカメラを構えると駆け寄ってきます。ポーズを撮ってくれません。どうやら困ってる俺を見て楽しんでいるようなんです…笑 こう、ちょこまか動く子ども相手だとなかなかポートレートモードが決まりませんね。一眼レフと違いどうしても撮影までにタイムラグがあるのと、ポートレートモードは被写体までの距離が2.5m以内という縛りがあるからです。

 

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奇跡的にポーズを決めてくれた1枚。被写界深度エフェクトがキマってすげー綺麗!

 

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スマホを構えた俺にちょう接近してきて慌てる俺の姿に大爆笑する娘。かわいいので許す。

 

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ちなみにこちら2枚は一眼で撮りました。6D2と24-70/F4Lの組み合わせです。やっぱ一眼は意図した通りに撮れるのでよいですね。

 

まあでも”良いカメラとは何か”って考えた時、第一にはやっぱ”撮りたいときに手元にあるかどうか”だと思うんすよね。6D2はかなり軽くなったとはいえどうしてもかさばるし「今日は写真を撮ろう」と決めていかないと持ち歩かないものなので、その点でいうと8+は基本何があろうと持ち歩くし携行性抜群で相当優秀なコンパクトカメラだと思います。ネットも見れるしね。

 

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カメラについてたパノラマ機能を使ってみました。うおお、こんな手軽にパノラマ撮影できるのか…

 

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 横浜スタジアムのある横浜公園にやってきました。

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 やっぱ動きもののスナップはむずいですね…

 

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静物だと完璧にキマる。いやーこれは楽しい。かつて使ってたGRD2も良いカメラだったけど、8+はネットも出来る分、最強のサブカメラだと思いました。買ってよかった。

 

以上です。

*1:追記:雑踏の中だから聞こえなかっただけで、今カメラを試したらポペンという小さな電子音がしました、お詫びして訂正します

天空の果物園芸クロニクル

果物を食べたらその種を地に植えたくなるのは人の業というものだ。

 

俺のベランダ園芸で育ててる鉢の半分ぐらいは果物を食べた種から育てたものである。いちばんの古株はマンゴーで、樹齢は10年になる。写真の右の木だ。

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10年前の当時は東国原英夫が宮崎県知事に就任したばかり。「宮崎のセールスマン」を自任し、連日マスメディアに登場しては知事自らが宮崎の特産品をPRしていた頃の話である。母の日のプレゼントとして奮発して買った完熟マンゴー、食べきれないからと1つ貰って帰ったのを植えたのだったと記憶している。一つの種から二股に芽が出た、珍しい樹形が気に入っている。今年の頭に病気にかかり枝の大半を切除した。これはもうダメかと思ったが、夏には葉がわさわさと生え出し、最盛期よりはちょっと小さくなってしまったけれど今でも元気な姿を見せている。

 

左側のストロベリーポットからにょきっと生えてるのはカリンの木である。一昨年の冬、よちよち歩きだった娘と奥さんの3人で行った小石川植物園で拾った種を植えた。そしていくつか芽が出てきたのを間引いて残った一株である。1年目はほとんど成長しなかったが、2年目の今年はみるみる成長しマンゴーと変わらない高さになった。小石川植物園のカリンはとんでもない大木であり、このペースで成長してったらうちのベランダもとんでもないことになるな…といまから戦々恐々である。

 

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これはたぶん巨峰である。たぶん、というのはいまだに巨峰である確証がないからだ。ある日突然鉢植えから見たことのないツルが生えてきて、なんだろう、と思いつつも育てたらひと夏でここまで大きくなった。俺はいろいろな果物や野菜の種を植えていて、芽が出なかったら同じ場所に違う種を植えてしまうので、1年経ったらなにを植えたのかサッパリ分からないのである。ツルだし、ゴーヤの種を植えた記憶があるのでゴーヤかな?とも思ったがネットで画像検索をすると葉が全然違う。SNSで「この植物なんですか?」と問いかけたところブドウに似てると教えてもらったので、そういえば、と巨峰を食べた時に種をいっぱい植えたことを思い出した。なのでたぶんこれは巨峰である。

 

ツル性の植物だったと思っていたので吊り篭の鉢に植えてしまったが、ブドウなら最終的に樹木になるのでこのままでいいのだろうか…。や、今はベランダの排水管に伝わせているけど、やりようでは藤棚みたく良い感じになるんじゃないか、などとぼんやり思っている。

 

 

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ある日、植えていたグレープフルーツの葉にイモムシが数匹いるのを発見した。本来ベランダ園芸においては蟲と共存することはできないので当然のように潰そうとしたのだけど、「娘が蝶になるのを楽しみにしてる」と奥さんに言われ、なんだか自分がナウシカから王蟲の幼生を取り上げた嫌な大人になってるようで反省し、捕獲し育てることにした。アゲハ蝶の幼虫である。柑橘系の植物の葉しか食べないらしい。

 

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しかしまあよく食べる。最初は植物にとっての害虫という認識しかなかったが、こうやって育ててるとだんだん愛着がわき、気持ちのいい食べっぷりじゃないか、となる。

 

 

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でかくなりすぎ手狭になったので引っ越した。

 

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イモムシはあっという間にサナギになり、そして立派な蝶になり、巣立っていった…。この間たったの3週間である。蝶になった姿を見た時、娘の成長に重ね合わせてみてしまい、うるっとした。娘もいずれ巣立っていくのだ。

 

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ハナマサのレジの後ろの荷詰めスペースにパイナップルの葉がポロっと置いてあった。たぶんパイナップル丸ごと1個買った客が「邪魔だから」と葉をもいで捨てて行ったのであろう。こういうのを拾って自宅で育てるのは正しいベランダ園芸家の態度であるので、持ち帰って水耕栽培で育てた。

 

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しばらくすると根が生えてきたので、鉢に植え替えることにする。

 

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土の大半は都市腐葉土である。主な成分は乾燥したトウモロコシの葉・使用済み麦茶の茶葉・使用済みコーヒーの粉などである。

 

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これで立派な鉢植えになった。

 

これらの鉢植えはあくまで観賞用で、結実は全く期待してない。純粋に植物としての美しさを愛でている。そしてすべてが縁あってこのベランダにやってきたものなので、その縁を大事にしていきたいと思っている。

 

つづく。

 

 

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