EOS 6D mark2を買って1日過ごした感想

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買ってしまった、6D2。今までカメラなんて発売日に買ったことなんてなかったのに。初期ロット不良を避けつつ、レビューも出揃ったところで満を持して買うのが常だったのに。一体俺はどうかしちまったのか…などと今振り返れば思ったりもする。

 

しかし、45点AFセンサーとバリアングル液晶、この2つの情報だけで、俺にとってはじゅうぶんに6Dからの買い替えの理由になったので発売日に予約までして買ってしまった。

 

俺はカメラに関する宗教論争が苦手だ。カメラの優劣なんて一概にいうことはできないので、主語を大きくすれば大きくするほど無益な論争が起きると思っているからだ。

 

それは、麻雀において手牌だけを見て「何を切る?」という問題を出して唯一の正解を決める行為に似てる。麻雀は、己の手牌だけで何を切るべきかどうかの正解なんて決まらない。それまでの捨て拝の状況、点棒の状況、他家のリーチの有無、裏ドラやチップなどのルール上の有無によって当然のように”正解”は違ってくるし、もっと言えばその前の対局からの流れ、他家の性格などからによっても打牌が変わるという人もいるだろう。とてもじゃないが、手牌だけで正解なんて決まるわけがない。

 

カメラも同じだと思ってる。メインの被写体、撮影スタイル、レンズ資産状況、写真の使途などによって”正解”など一概に決まるわけないのだから、こういう前提をすっとばして何かを語ることはできないし、語るにしてもひどく困難で俺には語る能力もないと思っている。

 

なので、元6Dユーザーが6D2を買ってから感じた素朴な感想を綴っていきたい。

 

自己紹介が必要だ。35㎜SLRで最初に買ったのはニコンのuというフィルムカメラで、その後ペンタックスの67IIという中判フィルムカメラを買いそれをメインカメラとして使用していた。被写体は風景が多かった。初めて買ったDSLRはニコンD90である。しかし、その後(たった2か月後!)に登場したキャノンの5D mark2があまりにもエポックメイキングで、革命的で、衝撃的だったので、俺はマウント変更という重大な決断をしてまで5D2を買った。買ったばかりのD90はおろか、ニコンのレンズやアクセサリーを”全て”処分してキャノンに乗り換えたというわけだ。

 

そんな状況でもメインのカメラはあくまで67IIであった。風景を撮るには俺にとってはこのカメラがベストだったからだ。しかし子どもが生まれ、メインの被写体が子どもになると、67IIは本当に使わなくなってしまったので中判含めフィルムカメラの全てを処分してしまった。5D2は傑作機で、8年近く愛用していたが、昨年に「子どもを撮るなら一回り小さいカメラがいいかな」と6Dに買い替え、そして今回6D2に買い替えたという経緯である。

 

45点AFセンサーがどうしてそれほど魅力的だったかというと、俺は目が悪く、かつドライアイなのでハードコンタクトレンズも使用できないメガネ着用者で、でも主にファインダーを覗いて写真撮影してるので、高性能なAFセンサーが欲しかったからだ。ちなみに6Dの測距点は11である。これで十分と言えば十分なのかもしれないが、45点があるのなら45点の方が良いし45点が必要だと思った。もちろんこれが風景写真なら45点なんて必要ない。しかし俺の相手はちょこまか動き回る子どもである。もしこれが戦場で、ピントを外したら自分が撃たれるという状況で、11点と45点を選べるのなら、いくら十分とはいえど11点AFセンサーを選ぶだろうか?

 

所有レンズは28/1.8、40/2.8、50/1.2L、100/2.8macro、24-70/4Lの5本である。直前まで6D2メインカメラで6Dをサブカメラにする体制を考えていたが、今まで6Dを使っていてサブカメラが必要に感じたことはほぼなかったので、6Dを持っていても使わないと判断し、6D2購入と同時に売却することにした。なので、中野フジヤカメラで発売日に買うことにした。

 

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塗装のハゲた俺の6D、査定はB-で買い取り価格は18%買い取りアップをもってしても44,603円だった。これならやっぱサブで持っていた方が…とも思ったが、どう考えても使わないものだったのでこれで良いのだ。

 

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!?

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!?

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!?

 

というわけでフジヤカメラで新品購入し、中野のケンタッキーで開封し設定しながらいじった。一般的にフジヤカメラで購入したカメラは向かいのルノアールで開封するものだと相場は決まっているが、1Fで購入したものを2Fに持っていくのは面倒くさいし、ケンタッキーにはゴミ箱があるので箱を捨てられるというメリットがある。

 

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元箱があれば、売るときにちょっとでも高くなるかもしれない…などという邪念があると、良い写真は取れません。使い倒すつもりで6D2を買ってるので、もうそういう邪念はスッパリ絶つ。荷物を減らし、夜景スナップを撮りに行く。レンズは40㎜F2.8だ。いわゆるJPEG撮って出しでお送りします。自宅のJR最寄り駅、浅草橋の風景だ。

 

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まず思ったのが、すげえ軽い、6D2。カタログ見ると10g軽くなってた。しかし、体感的にはもっと軽い。あと、45点AF、やっぱ安心する。11点だとピントが合ってたつもりでも外れてるとか多々あった。45点ならファインダー全体のどこに合焦してるのかが一目瞭然なので安心感がパない。夜景のようなファインダーが見づらいシーンならとくに。

 

二日目の朝。午前中、鶯谷に用事があったので6D2に28㎜F1.8をつけて持ち歩いた。

 

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暑かったので信濃路(24時間やってる鶯谷の居酒屋)でつい一杯ひっかけてしまった…。ここではじめてバリアングル液晶撮影した(4枚目)が、これは便利だと思った。なければ無いで全然いいのだが、やはりあればあったほうがいい。

 

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鶯谷の岡埜で季節の大福(あんず大福だった)を買い、上野のエキュートでお昼の弁当を買う。たまたま目にしたしば漬けイナリがとても美味しそうだったので1個余計に買ってしまった。

 

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美味い。

 

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娘と一緒にバリアングル液晶で遊ぶ。三浦大輔のような自撮りができて楽しい。やっぱこれ必要だわ、バリアングル液晶。

 

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所用で秋葉原へ。1時間ほど待ち時間ができたので、また飲んでしまった…。中日巨人戦をぼんやり観ながらビール。

 

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夕方から近所の公園で縁日をやるというので、娘を連れて出かける。レンズは50㎜F1.2L。

 

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その後、御徒町で買い物をし、夕飯を食べた。

 

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両口屋是清の季節の羊羹。友人が手土産でもってきてすげーキレイだったので、実家に行くときの手土産はこれにしようと丸パクリで買った。これマジで今年の夏の手土産にぴったり。おすすめ。

 

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1日使った感想としては、バリアングル液晶は便利で、45点AFはすげえ安心感あるな、と思った次第。買ってよかった。

 

以上です。

 

キヤノン デジタル一眼レフカメラ「EOS 6D Mark II」ボディ EOS6DMK2